Expression Web 4 Beginner's Guide

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ダイナミックWebテンプレートの概要

Section 5 ダイナミックWebテンプレート
最終更新日時: 2020/07/20 13:38:04
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Webページのデザインレイアウトを統一するためには、「ダイナミックWebテンプレート」を利用します。ここでは、ダイナミックWebテンプレートの仕組みについて説明します。

ダイナミックWebテンプレートとは

ダイナミックWebテンプレートとは、Webページのデザインレイアウトを統一するためのHTMLベースのテンプレートです。ダイナミック Web テンプレートには、設定や書式のほかに、テキスト、画像、ページ レイアウト、スタイル、Web ページの変更可能な領域などのページ要素を含めることができます。 ダイナミック Web テンプレートを Web サイトの各ページに適用すると、そのテンプレートをそれらのページの共通のレイアウトとして使用できます。

ダイナミックWebテンプレートが適用されたWebページは、編集可能な領域内のみ編集可能です。共通部分、すなわち、編集可能な領域外の部分を編集するには、ダイナミックWebテンプレート(拡張子.dwt)ファイルを開き、編集します。

編集可能な領域の外にマウスカーソルを移動すると、禁止マークになり編集できない

編集可能な領域の特性について

DWTファイルの編集可能な領域はあくまでダミーでOK!

ダイナミックWebテンプレートの編集可能な領域内に存在するコンテンツは、ダイナミックWebテンプレートから新規作成する際にのみ代入されます。

すなわち、ダイナミックWebテンプレートファイル内の編集可能な領域内に文字を編集して保存しても、既存のダイナミックWebテンプレートが適用されたWebページに反映されません。

DWTファイル内の編集可能な領域は、ダイナミックWebテンプレートから新規作成したときに、そのWebページを編集しやすいように見出し、段落などがすぐに入力・編集できるように入れておくとよいでしょう。

共通して反映させたい部分があれば、その範囲を編集可能な領域の外にしなければいけない、ということになるわけです。

はてなブログに例えると、編集可能な領域とそうでないものに分けて説明すると以下の通りになります。

編集可能な領域
記事を書くときに決めるタイトルと本文部分、記事リストなど、ページごとに可変する要素
編集可能な領域外
全体のデザインやレイアウト、カテゴリーなどの共通部分

DWTファイルはいくつ作るべきか?

基本的にコンテンツ単位でそれぞれ専用のダイナミックWebテンプレートを作るようにするとよいでしょう。コンテンツごとにディレクトリ(フォルダ)でもって情報を分類し、それぞれのコンテンツディレクトリごとにダイナミックWebテンプレートを作成して、その中のコンテンツはそのダイナミックWebテンプレートを基に作成していく、という感じでWebサイトを構築するのがベストだと私は考えています。

一方、コンテンツが少ない場合は、サイト全体を一つのダイナミックWebテンプレートで運用するという手もあります。ダイナミックWebテンプレートを複数に分けるタイミングもよく考えておく必要があります。Webページ数が4桁になった時点で、それぞれコンテンツディレクトリーごとにダイナミックWebテンプレートを分けるといいかもしれません。

ちなみに、当サイトで使われているダイナミックWebテンプレートは一つです。一方、メインサイト wanichan.com では規模が大きいため、コンテンツごとにダイナミックWebテンプレートを用意し、それぞれ適用しています。

DWTファイルを編集するときってどういうとき?

  • ナビゲーション部分など、共通部分を変更したいとき
  • DWTファイルに適用されたCSSファイルや外部JSファイルを変更したいとき
  • 編集可能な領域の追加・削除を行いたいとき
  • ダイナミックWebテンプレートからWebページを新規作成するときに、編集可能な領域にあらかじめ入れておきたいモノを変更したいとき

ダイナミックWebテンプレートは、適用されたWebページの共通部分を一元管理する役割を果たしています。たとえば、上にヘッダー、左にメニュー、右にコンテンツ、下にフッターで構成されたレイアウトにおいて、コンテンツ部分だけ編集可能な領域に指定されたDWTファイルがあったとしたら、基本的にヘッダー、メニュー、フッターの内容を変えたいとき、および、CSSファイルなどを変更したいときに開いて編集するわけです。

コンテンツが増えてメニューを増やしたい場合は、編集可能な領域の範囲外を編集する必要がありますよね? そんなときに、DWTファイルを開いて変更を加える必要があるのです。

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